光の村養護学校の年間安全教育行事

1.1学期の安全教育行事

@5月 強歩大会

(安全歩行ルートの学習)

@公道を正しく安全に力強く歩くための学習

光の村では全校生徒が参加して、横浪半島を徒歩で一周する強歩大会(50qが35%、40q以上が22%)を学校開校からから毎年行っています。

新入生はきままに飛び回る者が多いので、毎日一定時間歩行指導を重ねて、交通ルールを正しく理解し、公道を安全に歩くこと・交通の妨げにならないように歩くことを学びます。

特に新入生は道路状況を確認して、障害物や歩行者・自転車の妨げにならないように歩くことをテーマに取組んでいます。

開校以来、33回を経過して生徒と職員の安全に関する取り組みで、事故の発生は1度もありません。在学期間中、歩きのカルテを作り、あらゆる面から本人の歩きの研究を続けています。

A6月水泳学習

 

※水泳練習が始まる前には全職員が消防署の救命法の講習を毎年受けてから、水泳学習を行います。

A水になれて水に強くなるための学習を行います。

ア プールでの水泳練習

イ 川や海での水泳練習

エ 普段着の水泳練習

 

日常の生活の中で、川に転落した時・海に転落した時も考慮して、普段服で泳いだらどうなるかも、毎年体験させています。

 

 

2 夏期合宿 7月〜8月

 まず、交通ルールを徹底して学びます。

夏期合宿(総合安全学習)

○自転車による安全走行ルールと技術の学習

 1学期のとりまとめとしての合宿を7月末から1週間、高3のトライアスロン卒業旅行への総点検としての合宿を8月下旬に10日間行っています。

 自転車の練習は最初、運動場で模擬道路でのルールと運転技能の基本を学び、公道では横浪半島の起伏が激しく、曲折の多い道路を利用して、全員が安全運転の技能を高めます。

 

自分の安全を守る

(危険な道を確かに歩く・歩行訓練)

 合宿では全員が登山に参加します。山登りでは危険の多い足場の悪い道を、確かに歩く学習をします。特に、高い山に登る時は、足場の確保、バランスのとり方、岩場の登り降りの、練習を重ねて2,000mの山にも挑戦します。

川下りによる危険の察知、反応、回避の授業

(チームで安全を確保する)

 合宿には吉野川の激流をゴムボートで下る学習もあります。まず仁淀川で練習を重ねて、川で事故を起こさないようにすればよいかを学びます。仕上げは吉野川で1日30キロ下ります。

 川下りはチームで安全を確保することが重要です。5名(生徒4名、教師1名)の力を合わせて、激流を安全にコントロールする瞬発力を磨きます。

 

水難事故を防ぐ

 水難事故を防ぐことを目的に水泳学習が、発展して遠泳大会になりました。全生徒が泳ぐ力をつけます。高3では全員が3キロ又は2時間泳ぎ続けるようになります。

 まったく泳げなかった生徒も高等部を卒業するまでには、水深10mの海で泳げるようになります。

 

3 9月 体育祭 

 

安全教育のおおもと・光の村の体育

校内の安全を学ぶ・体育祭

 普段の授業で一番事故が発生しやすいのは、運動です。光の村養護学校では全身の筋力を高め集中力と持久力を育てるために高さ4mのマスト登りを行っています。自分の力を少しでも緩めると、大怪我になります。

 日々の授業の中で、自分の力を養い、自分の身を守ることを学んでいます。

 また、特に器械体操では跳箱・マットを取り入れて、柔軟性・調整力と瞬発力の育成に力を入れています。

何気ない移動の時にでもバランスを崩して転倒事故が発生しないように、日頃から練習をしています。

平均台を利用してバランス感覚をつける

 

4 現場実習(通年)

 

仕事の中での安全教育

○校内実習での安全教育

 農具、工具、機械の安全な使用方法

 異常の報告

 工場の機械の安全な使用方法

 整理・整頓

 機械整備

 上記のような、取り扱い方法を学習として展開して、実際に仕事場に行った場合に、安全を確保できるように、日常の実習の中で危険を察知することを学んでいます。

 それができるようになって初めて、企業での実習が可能になります。

仕事の中での安全教育

 高等部では各企業に依頼して企業内実習をお願いしています。日頃の校内での実習を生かして、企業内で安全に機械を利用した実習ができています。

 教えられた事を毎日きちんと守っていくことが安全につながっていきます。

 

5 社会を走る・・・自転車学習 (通年)

安全に走るために構造を理解する

 知的障害を持つものにとって、自動車より身近な自転車(将来仕事についても自転車で通勤することがほとんど)を安全に乗るために、まず自転車の構造を理解して、事故や故障が起こる前に自分で発見して防ぐことが大切です。日頃から自転車の修理学習を行い、安全を身につけます。

 

市街地を安全に走行する

 学校から家庭に帰ると、ほとんどの場合が市街地を自転車で走行します。その時にどこに注意して走行すればよいか、実際に市街地を走行しながら学習を行っています。

 突然飛び出す歩行者・自転車、突然割り込んでくる車など、走行しながら回りに注意して走行することを学びます。

国道を走行する 11月

 土佐市から室戸市までの往復200キロを自転車で走行しながら、今まで練習した力を試します。

 安全第一に考えて、歩行者・自転車・自動車の動きに目を配りながら走ります。

 次々と変わる交通量、路面状況。特に国道には歩道の段差、落下物などがたくさんあります。安全に走行するには、最後まで気を抜かないような強い精神力が必要です。

 今年で30回を迎えた室戸サイクリングですが、大きな事故は一度もありません。平成13年度には室戸少年自然の家の所長さん推薦で、高知県児童生徒表彰を受けました。

 

6 社会を走る・・・マラソン学習 3学期 (通年 行事2月)

安全教育としてのマラソン学習

 毎早朝5キロのマラソンを公道で行っています。その為には通行する車両や歩行者に迷惑にならないように一列で走ることが重要です。毎日の学習を通じて、自転車と同様に走る時のルールを身につけます。

 3学期は10キロとフルマラソンの2回公道でマラソン大会を行っていますが、事故の発生はありません。土佐市駅伝大会にも初回から22回まで出場し、12回優勝しました。平成7年度には保健体育部門で児童生徒表彰を受賞しました。